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顕彰状広げ笑顔の小岩さん

　厚生労働省は、平成28年度「安全優良職長厚生労働大臣顕彰」式典を1月10日に行いました。式典では、高い安全意識を持って適切な安全指導を実践してきた優秀な職長143人を顕彰しました。この顕彰は、事業場や地域における安全活動の活性化を図ることを目的に毎年実施しているもので、東京都からは5人、東京土建から1人が選出されています。
　東京土建から選出されたのは練馬支部の小岩比呂也さん。防水工として約25年の職長歴を持ち、安全衛生の指導者として中心的な活動を行ってきました。
　受持ち現場では長年にわたって無事故・無災害と安全衛生の行き届いた労働環境を実現しています。組合内でも安全・衛生管理の学習や普及・啓蒙活動に活躍されています。
　小岩さんは「受賞したのはたまたまですよ」と謙そんされていましたが、「仕事に誇りを持っていますが、業界の後継者不足は深刻なのに現場の企業側からのインセンティブが全くない」と嘆いていました。しかし、10代の息子さんと現場に出て一緒に働いているそうです。改めて大臣顕彰者の小岩さんから厳しい現場で長く働く秘訣について、若い仲間に向けてメッセージをいただきました。「つらい仕事だけど何でも絶対楽しいものが見つかる。無理やりでも見つけて続けてほしい」。