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○ 税制民主化をめざそう 重税反対統一行動へ参加を

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 【本部・齋藤誠税対部長記】毎月24日を中心にした消費税増税中止駅頭宣伝にご協力、感謝申し上げます。
 早いもので確定申告の時期になりました。先日、税務署から確定申告書が送られてきました。早速、売上金額を計算していると、あの月はあの現場に通ったとか、1年間の仕事が思い出されます。申告は、自主計算・自主申告が基本です。しっかりと計算し疑問な点は支部に相談してください。
 申告書を書きながら想うのは、私たちが納めた税金が正しく使われているのか、所得税・消費税・法人税が正しく徴収されているのかということです。

格差が広がり貧困は社会問題

 政府は、デフレ脱却を目指し、安倍首相就任以来4年間、金融緩和政策をとり続けています。その結果、大企業ばかりが史上空前の大もうけをするばかりで、首相が言うトリクルダウンは未だに起こらず、儲けは賃金の引き上げには回らず、配当や内部留保に蓄えられています。
 一方国民生活は、物価の上昇でいっこうに暮らし向きが楽にはならず消費は落ち込んでいます。社会では、格差がますます酷くなるばかりで、子どもの貧困・中年の貧困・老人の貧困が社会問題になっています。子どもの6人に1人は貧困状態です。老々介護、親の介護を苦にした介護心中も悲しい出来事です。
 先日、稲田防衛大臣が南スーダンでの戦闘に関する情報を隠蔽していたニュースが報道されました。私たちの大切な税金を戦争なんかに使われたくありません。

応能負担が原則 税逃れ許さない

 税の使われ方は、日本国憲法により社会保障のために、負担は応能負担が原則です。生活費にまで課税する今の税制は、憲法から見れば違法だと思います。
 一方で大企業には減税と数々の優遇税制で納める税金の縮減を認め、大資産家は株や有価証券などの金融資産を増やして税率を低く抑え税負担を逃れています。タックス・ヘイブンも世界的問題になっています。
 これらの税逃れを正して徴収すれば社会保障の財源を確保し充実させることができます。また、国民を苦しめる不公平税制の最たる消費税の増税など全く必要がなくなります。
 今年の3・13重税反対全国統一行動は、消費税の増税阻止、適格請求書保存方式の導入反対、反貧困、大幅な賃金引上げ、社会保障の改悪反対、戦争法廃止と新たに安倍政権が国民運動の抑止・縮小を狙う共謀罪(テロ等準備罪)の国会提出反対などを掲げ、幅広い個人・団体の結集と共同をめざす取り組みです。ともに税制の民主化に向け運動していきましょう。


不公平な税制に一言いいたい

安心して暮したい
若い世代に負担残すな

 【豊島・塗装・大嶋清子通信員】年金・医療などの社会保障、福祉・教育は私たちの暮しに欠かせないものです。しかし高齢化の進んでいるなか、消費税を10%に引き上げようとしています。
 年金は下げられ、介護保険料は値上がり、生活は苦しくなるばかりです。長生きしても、安心して暮していけないと聞いています。また親を看てあげたくても、収入が少なくなり、自分の家庭をやりくりするので精いっぱいだと胸の内を聞きました。
 若い世代に負担を残さないようにしなくてはならないと思う。国民が安心して暮せるように守ってほしい。

手厚い法人税の減税
タックス・ヘイブンに怒り

 【葛飾・主婦・大山艶子通信員】「パナマ文書」で明らかになったタックス・ヘイブン。パナマや、典型的なタックス・ヘイブンで知られるケイマン諸島には日本の多くの上場企業が、アメリカに次ぐ2番目の規模で投資を行なっているという。佐渡島の3分の1の小さなイギリス領の島に、なんと6万社も法人登記があるというから驚きだ。
 実体のないペーパーカンパニーを置く税逃れの実態がわかった。イギリスでは事実を知った国民が「スターバックスコーヒー」に怒り、法人税を払えと、デモまで起こっているというのに、日本のメディアは大企業の楽天・セコム・UCCコーヒーなど多くの財界人の名前があるため、弱腰報道で本当に情けない。
 そのうえ、安倍政権は大企業に骨太方針とやらで、手厚く法人税減税。私たち庶民にだけ税収不足と財政難などを理由に、消費税増税と社会保障費削減。バカにし過ぎ。

弱者にどこまで我慢させるのか

 【多摩西部・主婦・浅田征子談】大企業ばかりで下々の方には恩恵がない。オリンピックだから仕事が来るのかなと思ったけれどもとんでもないようです。主人の仕事が去年の秋過ぎから本当になくて、つらかったです。工事代金の支払が手形なので、それもきつかったです。
 病気になった職人の面倒もみていましたが、息子が去年の春から一緒に仕事をするようになって給料を払わなくてはいけなくなり、お金が残らなくなりました。消費税はきつい。国で決めたことだから納めなければいけないですが、家計にも響きます。年金は下がるし、介護保険は上がるし、こっちは泣き面です。
 主人はわずかな企業年金だけもらっています。私も国民年金と厚生年金をわずかですがもらっています。幸い二人とも健康だからいいですが、明日はどうなるのか。これで具合が悪くなったらどうしようもない。弱いものはどこまで我慢すればいいのでしょうか。年を取るとともに安心できるようでなければだめではないでしょうか。

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